2020年02月12日
生活排水が水質汚染の一番の原因って本当?【わかりやすいLINE風解説】

今も続いている生活排水による水質汚濁

今回は生活排水による水質汚濁(水質汚染)について解説していきますよ。 「そうだったんですか!イケガメさん」の時間です。
水が原因となる健康被害といえば、イメージされるのは日本四大公害のうち3つを占める
水俣病
新潟水俣病
イタイイタイ病
ではないでしょうか。
メチル水銀化合物、カドミウムを適切に浄水処理せずに川や海に捨ててしまったことが原因となりました。
でも、水質汚染が健康に害を及ぼしているのは、過去の話ではないんですね。
遅刻したわ。
先に始めていましたよ。
(誰も聞いてないのに解説始めるイケガメさん・・。鋼のメンタルや。)

現代の健康被害を引き起こす水質汚染の原因は?

水質汚染の主な原因は、3つあります。
産業排水
生活排水
気候変動
この中で、現代において健康被害を引き起こす主要因となっているのは何だと思いますか?
産業排水やろ。
残念、不正解です。実は、生活排水なんです。
産業排水は、過去の教訓を生かして徹底的な管理、汚水の処理が行われています。
それに引き換え生活排水は、まだまだ処理が甘いのが現状です。

生活排水を処理しきれないのはなぜ?

そんなら、生活排水もしっかり処理したらええだけやん
ところが、そうもうまくいかないのが、難しいところなんですね。
生活排水は、もちろん下水管に捨てられるものが中心となるわけですが
下水になんでもかんでも流していきますよね?
油や調味料、洗剤、シャンプーや整髪料。
趣味で水彩画をやっている人は、絵具の溶けた水だって流しているかもしれません。
遅刻も水に流すこともあるしな。
うまくありませんよ。
この下水を、適切に処理しないまま川に流すと、どうなるでしょうか。
お分かりですね。
もちろん、現代の技術でしっかりと処理を行える「最終処理施設」に下水を運ぶことも出来ますが
発展途上国や日本の地方でさえ、まだその整備が進んでいないことがあるのです。
なお、日本の汚水処理人口普及率は、91.4%となっており、未だに約1,100万人が汚水処理施設を利用できていない状況なのです。*1
最終処理施設での下水処理にも多額のコストがかかりますので
やはりなるべく排水はキレイな状態にしておくのがいいのです。

現代の水質汚濁による健康被害の状態は?

近年では、年に1度程度、大腸菌やノロウイルスなど、下水として処理しきれなかった病原菌が上水から検出されて大きな問題になっていますが
生活排水に重金属が含まれることはほとんどありませんから、過去の公害のような重大な事件が起こることは少なくなっています。
多くの下水道が整備され、生活排水の処理がきちんと行われている結果だとも言えます。
しかし、下水の処理能力を過信せず、汚れをあまり下水に流さないように工夫することで
より清潔で安全な水環境を維持していきたいものですね。
参考文献
おしまい
つぎ、こんなことしたらええんちゃう?